いじめていい理由など、この世には一つもありません
人間は、一人としてまったく同じ人は存在しないものです。
ということは、体の大小、スポーツや学業の成績、
感覚や性格のこまやかさなど、違っていて当然です。
ところが、「太っているから」「成績が良くて生意気」
「動きが遅い」「ワガママ」といった理由づけをして
加害を正当化するのが、いじめです。
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●本来の対応
「え〜っと」
たとえば「話すのが遅い」人がいたら
(ゆっくり聞いてあげよう)
サポートする
「結論から話すといいよ」
アドバイスする
色んな人がいるのが当たり前。
他人から攻撃を受ける理由にはなりません。
●いじめを正当化させる環境
「話しがトロいのが悪いんだよ」
暴言、暴力、いじめ
(助けるより、加担する方がラクだし、安全)
「おまえにも悪いところがあるだろ」「そうだ。何が原因があるはずだ」
(ヒドイ目にあったのに、自分が悪いの?)
いいえ。いじめをしやすくするための理由づけです。
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太っていようが、やせていようが、スポーツが苦手であろうが、
口下手だろうが、それは個性の一つであって、一人ひとりかけがえのない存在。
いじめていい理由など、この世に一つだって存在しません。