イジメのレベルによって、対処法は違います

イジメは、参加する人数と集団の状態によって対処を考えてください。

たとえば火事が起きたとき、火種の小さいうちなら、消すことができますね。

けれども家全体に火が回ったら、

家財はあきらめて命を守らなくてはなりません。

末期のイジメでは、マット死事件のように、

集団暴行やリンチ殺人も多数起きています。

いじめはできる限り早期解決がのぞましいのですが、

もしもエスカレートした場合は、

転校してでもお子さんの体と心を守ることが第一です。

荒れた檻は捨てて、新しい未来を選択しましょう。

◎レベル1

(初期) 加害リーダーを中心に、数人のグループでのイジメ行為。

担任や友人に相談。

火種が小さいうち(早期)に対策をとってもらいましょう。

◎レベル2

(中期) 容認者(加担者)がクラスの1/3を越え、

イジメグループが勢いづきます。

イジメの専門機関に相談しましょう。

区や市や県といった行政に訴える。弁護士介入という手もあります。

◎レベル3

(末期) 容認者(加担者)がクラスの半分を越え、

ほぼ全員がイジメに従っている、または担任教師が加担した壊滅的状態。

警察に相談したり、被害届を出すことも可能です。

転校してでも、自分の心と身体を守りましょう。

火事と同じで、家全体に火が回ったら、命が一番。

避難は、ちっとも恥ずかしいことではありません。