いじめ解決には、 第三者の力が必要です

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食品偽装、耐震偽装、サギ事件など、

悪いことをしているのが明白でも、犯人たちは

責任転嫁や言い逃れを展開します。

いじめっ子だって

「毎日殴ったり、シカトしたり。

嫌がる顔にゾクゾクするんだ」

「先生も周囲も言いなりさ」

「転校するか、死ぬまでやるよ。いなくなった他の奴をターゲットするだけ」

とは、言いません。

みんな自分はやってない 自分は悪くない と主張します。

ごまかしのカードもいっぱい。ウソ 他人のせい 理由づけ

加害者はずる賢く、一筋縄ではいきません。

そこで必要なのは、第三者の力です。

たとえばサギにあっても、

「お金返してください」

「だめですね〜」ニセの契約書 商品・サービスがニセモノ

本人がいくら強く迫っても、

やる側は確信犯ですから、

らちがあきません。

悪いことをしている本人に、当事者である被害者がどう訴えても、

行き違いやトラブルにすり替えられたり。

サギ 暴行 計画的 一方的

行き違い トラブル 偶発的

だからこそ

・警察

・消費者センター

・裁判所、弁護士

・マスコミ

・探偵

といった第三者が入ることで

解決をはかります。

「こらっ。おまえが悪い。お金を返しなさい。

返さないと……」

チェッ仕方ねぇな。 ホッ助かった。お金も戻った

立場がブリ借りあっている当事者同士で解決をはかるのは

しょせんムリ。

だって加害者はわかっていて悪いことをしているのですから。

これを解決するには、第三者が入るしかありません。

いじめだって同じです。

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いじめを止めるのは、第三者の力。

場を良くしていくことが、いじめをなくし、

わが子のためにもなるのです。

悪循環の場 良循環の場

一人ではなく、子どもどうし、親どうし、先生と

たくさんの人で協力していきます。

大人だからこそできることもあります。

子どもと相談しながら、

大人が見本を見せていきましょう。

先生に報告

保健室の先生、スクールカウンセラーに話す

近所の大人や年上の先輩などに相談する

いじめられている子に声をかける

影ではげます。相談にのる

他のクラスメートと話しあう

傍観者にならないようにする

いじめられた家庭の親に情報提供

「うちの子が、こんなことを見たって」

相談機関などの情報紹介

教育機関などに、匿名で電話やメールをする。

教育委員会やいじめの団体などに通報

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子どもたちみんなが

のびのびとできる場を作ることが、

結局は、自分の子どもも守るのです