1.わが子がいじめられたら

    いじめにあうのは、 あなたのお子さんが弱いからでも、 悪いところがあるわけでもない

    「いじめ」というと、「強い者が弱い者を」とか
    「もっと強くなれば」といった言葉がよく出てきます。
    マンガ『ドラえもん』のジャイアンとノビ太のような関係を
    連想するのかもしれません。
    しかし、本当に「強いからいじめを行い」 [...]

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    いじめていい理由など、この世には一つもありません

    人間は、一人としてまったく同じ人は存在しないものです。
    ということは、体の大小、スポーツや学業の成績、
    感覚や性格のこまやかさなど、違っていて当然です。
    ところが、「太っているから」「成績が良くて生意気」
    「動きが遅い」 [...]

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    いじめられていることを 親に言えない理由

    いじめ自殺や事故が起きたときに、保護者の方々から
    「もっと早く気づいていれば」と悔やむ言葉が出てきます。
    親からすれば、残念でたまらないことでしょう。
    しかし、「気づかなかった自分が至らなかった」
    「どうして教えてくれな [...]

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    いじめかな?と思ったときに、 できること

    いじめに気づいたとき、聞きたいことは山ほどあると思います。
    けれども、「どうして言わなかったの? 誰が何をしたの?」と
    お子さんを詰問しないでください。
    ——————————————————————
    ●興奮したり、詰問し [...]

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    いじめのサインの見ぬき方

    お子さんに,ここにあげたような様子が見えてきたら、いじめにあっている可能性があります。
    それとなくお子さんに学校の様子を話題にしてみたり、
    クラスの他のお子さんやお母さんへ連絡の際に様子を聞いてみると、
    糸口が見えてくる [...]

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    いじめられている子に、言ってはいけない言葉

    お子さんからいじめの話を聞いたら、気をつけてほしいことがあります。
    それは次のような言葉です。
    ここに上げたような言葉は禁句です。絶対に言わないでください。
    「あなたにも何か悪いところが、あったんじゃないの?」
    イジメは [...]

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    いじめられている子に、かけてあげたい言葉

    一人で耐えてきたお子さんに、
    こういった言葉で安心感を与えてあげてください。
    「話してくれて、ありがとう」
    話していいと感じさせ、ホッとします。
    「つらかったでしょう。たいへんだったね。」
    まず子どもの気持ちを、そのまま [...]

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    いじめと父親との関わり

    ふだん子育てを妻まかせにしてしまう男性は多いものです。
    ところが、父と子の関わりが、
    いじめと大きく関係していることを知っていますか?
    実は、お父さんと子どもとのコミュニケーションが
    とれているほど、子どもに社交性が現れ [...]

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    いじめ解決は、お父さんの出番です

    いじめは大切な家族の問題です。
    こういうときこそ、お父さんの出番だとは思いませんか?
    母親が父親に相談するとき、
    それはお父さんの助けがほしいからです。
    また、お父さんを頼りにしている現れでもあります。
    ましてや、その子 [...]

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    ぜったい父親がやってはいけない、家族への対応

    ———————————————
    1 無視しない
    「男は仕事。育児はおまえの役目だろう。オレは忙しいんだ」
    「ガマンしろ」
    あなたのお子さんです。これでは父親失格です。
    2 責任転嫁しない
    「こうなったのも、おまえの責任だ [...]

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2.いじめを解決する方法

今のいじめは、 昔のいじめとは違います

大事なお子さんがいじめられているのではないかと感じるとき、
心配でたまらないと思います。
いじめの兆候を発見したとき、
また、幸いにもお子さんからいじめを聞き出せたとき。
気をつけたいのは
「いじめは昔からあった」
「い [...]

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なぜ学校へ相談してもなかなか解決しないのか

いじめ自殺のニュースを見る度に、
学校側は
「気づかなかった」「確認できない」
「いじめが原因ではない」
といった言い訳をくり返します。
しかし、事件の経緯をたどると、
何度も本人や親が学校に対処を求めながら、
ほとんど [...]

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いじめ解決の手順

このように、ことなかれ主義の学校と交渉していくことは、
とても難しいのです。
学校は事実を認めたくないからです。
では、どうすれば良いか?
いじめ解決への大きな流れは、次の4つのステップです。
—— [...]

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1.まず事実の確認、文書作成

お子さんがいじめられているとわかると、たいへんショックだと思います。
けれども、ただ感情的になってどなりこんでも、事態はよくなりません。
家族が冷静になって、お子さんを守ってあげてほしいのです。
まず必ず、いじめの証拠に [...]

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2.先生、学校との交渉方法

いじめはエスカレートしやすいので、
できる限り早く学校へ話し合いに行きます。
まずクラスへの影響が大きい担任から話を始めます。
担任が動かない場合は、順次、
力関係が上の人(→教頭→校長→教育委員会)へ直接会いに行きます [...]

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3.いじめ加害者からの謝罪

一番困難といってもいいのが、いじめ家庭との話し合いかもしれません。
というのも、いじめの根が家庭にあることが多く、
子ども以上に手に負えない親ということもあるのです。
ましてや誰だって自分の非は認めたくないもの。
ですか [...]

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4.それでもダメなら・・・外部への働きかけ

そもそも学校と教師には、安全配慮義務といじめ回避義務があります。
1の証拠や文書が有効なのは、
保護者からいじめの申告を受けたにも関わらず
措置をしなければ、裁判で不利になる可能性が高まるからです。
それでも改善が見られ [...]

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子どもを守る5つの鉄則

いじめ解決は一筋縄ではいきません。
加害者や学校は、事実をすり替えてきます。
どんなときもゼッタイ忘れないでほしいのが、次の5つの心構えです。
1.なにがあっても、子どもを守る。
2.初期対応が大切。いじめの火は小さいう [...]

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イジメのレベルによって、対処法は違います

イジメは、参加する人数と集団の状態によって対処を考えてください。
たとえば火事が起きたとき、火種の小さいうちなら、消すことができますね。
けれども家全体に火が回ったら、
家財はあきらめて命を守らなくてはなりません。
末期 [...]

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いじめの中身は、犯罪です

見逃されがちですが、
いじめの実態は、実は犯罪と同じだということを
忘れてはいけないと思います。
学校という閉鎖社会の中で、いじめという言葉でごまかされていることに、
親は毅然として対処していっていいのです。(出典:「君 [...]

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3.クラスにいじめが起きた時

子どもがいじめを見たら、 どうする?

わが子がいじめにあったらどうしようというのも心配ですが、
お子さんがいじめを見た時も
クラスにいじめがあるということですから、
安心はできません。
いじめは次々とターゲットが変わります。
明日は我が身なのです。
では、い [...]

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いじめは、パワーゲーム

ちょっとこのアンケートを見てください。
これは、『いじめを許す心理』(正高 信男著)で、
実際に中学生にアンケートをした質問です。
あなただったら、どれを選びますか?
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クラスメートの行動に対 [...]

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いじめを見ている子にも、 心や将来に悪影響が現れます

いじめを放置し見逃すことはラクですが、
あとでそのツケがまわってくるものです。
・クラスが荒れる。無法地帯になる
・次のターゲットにされる危険性
・落ち着いて勉強できない。成績が下がる
これだけではありません。
将来、何 [...]

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傍観は、いじめの踏み絵。 やがて深みにはまっていきます

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いじめが起きると
「いじめられた子を休ませろ」
「転校させればいい」「もっと強くなれば」
といった言葉が出てきます。
こんな風に被害者を問題にするのはおかしなことです。
被害者は「加害者によって作ら [...]

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学校と加害者は結託しやすい

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いじめがわかると、
学校の評判DOWN
・生徒が減る
・経営が傾く(私立)
・退職金が減る(公立)
いじめはなかったことにしたい 学校
利害の一致
いじめをごまかしたい
加害者(なかったこ [...]

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いじめ解決には、 第三者の力が必要です

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食品偽装、耐震偽装、サギ事件など、
悪いことをしているのが明白でも、犯人たちは
責任転嫁や言い逃れを展開します。
いじめっ子だって
「毎日殴ったり、シカトしたり。
嫌がる顔にゾクゾクするんだ」
「先 [...]

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